シミ・小じわの原因の一つ　紫外線の影響

紫外線には、Ａ波とＢ波があります。

Ａ波つまりUVAは波長が長く、お肌の深部まで届いてしまいます。
このＡ波は晴れている日だけでなく、曇り空でもお肌には届いていて、シワや小じわの原因になります。

シミはメラノサイトが活性化

紫外線を浴びると、メラノサイトという細胞が刺激を受けて、メラニン色素を作り出します。

本来は皮膚の内部が紫外線により、ダメージを受けないために、日傘のような役目をするために作られるのがメラニン色素です。そして、そのメラニン色素は表皮のターンオーバーが活発であれば、徐々に表面の方へ浮き上がってきて、最後は垢となってちゃんと落ちていきます。

だって、小学生の頃は夏に真っ黒に日焼けをしても、ちゃんと秋になると、元の肌色に戻っていましたよね？

でも、年齢が上がるとそのターンオーバーの回転速度も遅くなり、なおかつ、本来は浮き上がっていくはずのメラノサイトが真皮の方へ落ち込んでしまったり・・・。すると、取れないシミに変わってしまいます。

目にも紫外線対策が必要だって知ってました？

外出する時、紫外線を気にしてお顔やお肌を一生懸命カバーしても、さらに『目からも日焼けする』って、ご存知ですか？？(-_-;)

大阪市立大学医学部の井上正康教授の実験によると・・・、

1. 紫外線を当てなかったマウスでは、メラニン量は増加しなかった。
2. 紫外線を「耳」だけに当てたマウスでは、「耳」のメラニン量だけが増加した。
3. 紫外線を「目」だけにあてたマウスでは、「体全体」のメラニン量が増加した。

目に紫外線が当たると、目の細胞にダメージが生じます。
目のダメージに反応し、脳下垂体に信号が送られ、NSH（メラノサイト刺激ホルモン）が大量分泌され、「メラニンを作れ」と指令を出します。
メラノサイト刺激ホルモンから指令を受けたお肌は、メラニンを作り出します。
結果、お肌に直接紫外線が当たらなくても、肌が黒くなります。

なんと、目に紫外線を浴びるだけで、お顔はもちろん、身体全体のメラニンが増えちゃうんですね！

また、あわせて目の水晶体が年を取るにつれてにごってくるのが、『白内障』　という目の代表的な病気なのですが、（老化現象のひとつです。）　それもたくさん目に紫外線を浴びることで早く進行します。

ちなみに、サングラスは色の濃いものはかえって瞳孔が開いてしまうので、透明なものや色の明るいものを選んだほうが効果的です。
もちろん、表示してある紫外線カット率はしっかりチェックして下さいね。

それから、帽子も目に入る紫外線を30%カットしてくれるそうなので上手に活用しましょう！

私のしみ・小じわがサプリメントで確実に減った！

《薬剤師☆智》　私自身の体験談です。